様々な施設や店などに使っている業務用エアコンが、取付後に調子が悪くなったと言う経験をしたことがある人は多いかもしれません。業務用エアコンを取付けたからといってそのままで良いわけではなく、寿命があることから、事前に耐用年数について把握しておくことが大切です。これによりスムーズな買い替えにつながるといえます。一般的に業務用エアコン取付後の耐用年数はどれくらいなのかと言うと、法定耐用年数の目安としては、6から15年ほどとされています。

とはいえ取付けた業務用エアコンのタイプ、使用環境などにより、これはかなり前後するケースもあるのです。ダクトを通じ風を送り込むタイプのものであれば、建物附属設備に該当することから、こちらは約15年ほどの寿命があるとされています。しかし反対に冷凍機の出力が22キロ以下のものの場合には13年、どちらにも該当しないようであれば6年が目安です。耐用年数を超えたからといって、直ちに使うことができなるわけではありません。

しかし資産としての価値は大幅になくなっていることから、十分な注意が必要です。日ごろから業務用エアコンの使用時間が長く、ほとんどメンテナンスも行っていないようであれば、この対応年数を迎える前に故障する可能性も大いに考えられます。クリーニングや修理等のメンテナンスをこまめにしていれば、15年以上使えるケースもあります。このようなことから、長期的に使いたいと考えているのであれば、日ごろから定期的なメンテナンスをしっかりと行うことが大切です。